-- 英会話 大阪、梅田・難波にある完全月謝制の英会話スクール アップルK --

 BOOK SHELF 


イチ押しのお薦め図書

さて、肩の力を抜いて、英語の勉強というのではなく、珈琲でも飲みながら楽しんで読んでいただきたい本があります。新刊書の案内は出版社にまかすとして、書棚から引っ張りだした本の紹介でもいかがでしょうか。


異文化理解入門篇
ふと目に留まった朝日新聞の広告欄。見覚えのあるタッチの漫画。そうだったんです。この本の著者は何を隠そう、はるばる東京から大阪まで出張の上、当校をレポートマンガで取材して頂いた小栗左多里さんだったのです。書名もとても魅力的で、書店で手にとってみたいという誘惑に抗うことはできませんでした。(その時掲載された週刊ダイヤモンド誌別冊の名前は「小栗さおり」でした。レポートを拝見しての感想は「じつに正直に」描かれていることでした。小栗さんは人の顔から絵の細部に至るまで粉飾することなく描いていました。)
さて、前置きが長くなりましたが、本書は笑いを通じて結構楽しく異文化を追体験させてくれます。生活のディテールまで踏み込んだ異文化の実体験が親しみ易いマンガで表現され、国際結婚がとても身近になってきたなという気がします。さらに、改めて読み通してみると、昔「暮らしの手帳」の読者投稿欄で日常生活のちょっとした出来事がほのぼのと描かれていて地味だけれども深い味わいがあったものですが、それと似た生活のほのぼの感が二人の間に漂っているように感じられました。
なお、現在、続編の「ダーリンは外国人2」と英会話の勉強についてのエッセイ「英語ができない私をせめないで!」が出版されています。(後者:大和書房、2004、こちらも楽しく読ませてもらいました。因みに、この本にも上記のcookingレッスンが新たに描き直され校名等は書かずに紹介されています)
ダーリンは外国人、小栗左多里著、メディアファクトリー、2002、924円


初級篇
まずは、この本結構有名だとは思いますが、外国人から見た異文化体験とカルチャーショックの数々がユーモラスに描かれていて、在日外国人には共感するところが多々あるのもわかる気がします。日本人にとっても、普段気に止めていない行動や習慣が外国人の目にはどう映っているのかを知るいい手掛かりになると思います。
表紙の絵のようにトイレでスリッパを履き替えるというのは、欧米ではないことなので、私達のところでも時々平然とトイレのスリッパでフローリングはおろか、畳の上にまで侵入してくる人がいます。しかし、そのくせそれを指摘されると大変恥ずかしがるのです。日本人が家で靴を脱ぐのだけは知っているけど、外出先ではどこで靴を脱ぐべきなのかわからず、変に気にし過ぎて喫茶店なんかで入口のわずかな段差に気づいて店の人に靴を脱ぐべきかどうか尋ねている外国人が何人かいました。
また、カルピス= cow pissと聞こえたり、ポカリスエットはsweat入りと商品名としては英語ではまったく相応しくないという話はよく知られていますが、その滑稽さを改めて確認させてくれます。
日本人、外国人を問わず楽しめる愉快なそれでいて、英語の感覚が学べ異文化理解にもなる親しみやすい一冊です。
GAIJIN、Tim Ernst著(トミー植松解説)、The Japan Times、1987、820円


中級篇
これまた、欧米ではよく知られた作家ですが、大分前に書かれた割には発想が奇抜で今でも十二分に楽しめる作品群です。左の本に収められているMan from the Southはかなり以前にヒチコックによってテレビ映画化された記憶があります。作品に共通するのは、意外な結末と読んだ後でゾクッとするあの独特の怖さの余韻です。 と言っても、読み易い簡潔な文体で読者をぐいぐい引っ張っていき、ユーモアもあって最後にストンと落とす 洗練されたやり口はむしろ軽快です。
語彙の範囲もそこそこで 短編なので短時間で読めてしまうし、結末がはっきりしているので、英語の理解度が自分で評価できてしまうのも利点でしょう。ここに挙げたのは、古いペーパーバック版ですが、他にもいくつかのタイトル*が出ているはずです。
Tales of the Unexpected、Roald Dahl著、Random House、1979
*Kiss Kiss、Roald Dahl著、Penguin Books


中級篇
アメリカ料理というといまいちピンと来ないが、一般に家庭で作られる料理ということになればそれなりのイメージも湧いてくるのではないだろうか。もちろんアメリカ料理という言葉には移民の国だけにイタリア料理からギリシャ、中華、メキシコ等々世界中の料理が全部入ってしまうこともあるが...
味となると、イギリスに次いでぱっとしない感じがするが、フロリダの友人宅のパーティで出されたBBQは日本では味わったことのない素晴らしいものだった。ただかれら夫妻はかなり肉付きがよくて、食通ではあったが。
ここに紹介するのは、アメリカの友人達によれば、アメリカの家庭料理ブックの定番であるとのこと。アメリカではBetter Homes and GardensのNew Cook Bookと双璧をなしているそうだ。実際これを買ったシアトルの書店の店員も、ビニールの包装がしてあって内容が見えないので、開けるように頼んだが、ビニールの包装の理由は誰でも知っている本だから内容を見せる必要はないからなんだと言うほどだった(もう一つの理由はルーズリーフ式なので必要なレシピだけ持っていかれてしまうから)。カラー写真や図解も豊富で、台所で広げて見ながら料理ができるようにつくられている。アメリカの家庭料理を詳しく知るには欠かせない一冊である。
Betty Crocker's New Cookbook、Macmillan、1996、$25